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信濃川・魚野川水防連絡会が重要水防箇所を確認

2018/05/08 新潟建設新聞

 信濃川・魚野川水防連絡会(会長=田部成幸信濃川河川事務所長)はこのほど、2018年度第1回総会を開催した。50人の関係者が長岡市消防本部に顔をそろえ、本年度の事業計画案を承認。連携体制を深め、活発な水防活動を展開する意思を確認した。

 開会あいさつに立った田部会長は「地域を守る水防団の高齢化と減少が問題となっている。情報を共有し、マイナスの課題を少なくしたい」と述べ、例年通りの規模で実施する洪水対応演習、河川合同巡視、水防訓練への協力を要請した。

 本年度の水防訓練は、大河津・長岡・越路地区(幹事市町=長岡市)が20日に長岡市の大手大橋下流右岸河川敷で実施するほか、十日町地域(幹事市町=津南町)は17日に津南町の中津川運動公園で夜間訓練を予定。同じく夜間訓練についても計画している魚野川(幹事市町=南魚沼市)は、22日に南魚沼市の多聞橋上流左岸河川敷を会場に計画している。

 また、パネル展示や模型を通して水防工法や洪水対策の情報を提供する水防フェアは、十日町情報館と十日町市千手中央コミュニティセンターで開催を予定。10月の台風21号による高水被害など、17年の主だった出水記録を踏まえ、流域住民に水防知識を広めてもらう目的で実施する。

 一方、重要水防箇所の見直しについては、築堤から3年が経過した長岡市川口牛ケ島新田地先(信濃川右岸)を除外。追加する要注意箇所として小千谷市川井地先(信濃川右岸)、十日町市下条地先(信濃川右岸)、十日町市浅河原地先(信濃川左岸)、南魚沼市五日町地先(魚野川左岸)の4カ所を挙げた。このほか、桁下の余裕高に不足があるとし、長岡大橋、小出橋、新柳生橋、八海橋の水位監視に細心の注意を払うよう求めた。

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