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国土交通省常陸河川国道事務所

大野築堤で樋管新設/18年度河川事業

2018/05/08 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省常陸河川国道事務所は2018年度の河川事業の概要をまとめた。事業費は17億4700万円。那珂川の大野築堤(水戸市圷大野)では樋管新設や用地補償等を、久慈川の小島河川防災ステーション(常陸太田市小島)では基盤整備等を、久慈川の辰ノ口築堤(常陸大宮市辰ノ口)では用地補償等を進める。

 主な河川事業の内容は次のとおり。

 【久慈川辰ノ口築堤】

 常陸大宮市辰ノ口地区では無堤部が残っているため築堤整備を計画。18年度は堤防整備に伴う用地補償等を実施する。

 【久慈川小島河川防災ステーション】

 久慈川の水防活動の拠点や資機材の備蓄基地として常陸太田市小島地区に河川防災ステーションを整備する。場所は木島橋の東側の県道62号線(常陸那珂港山方線)沿い。18年度は基盤整備等に着手する。

 年度当初の発注計画によると「H30年久慈川小島地先基盤整備工事」(用水路切り回し約340m、排水路切り回し約500m、不陸整正工約1万㎡)を第1四半期に発注する。

 【那珂川大野築堤】

 水戸市大野地区の堤防整備に伴う樋管工事に着手するとともに、用地補償等を進める。年度当初の発注計画によると「H30・31那珂川圷大野樋管新設工事」(排水樋管1基)を第3四半期に発注する。工事発注規模は3億円から6億80000万円未満。

 【那珂川勝田築堤】

 ひたちなか市の勝田地区で堤防整備に伴う用地補償等を推進する。

 【河川維持事業】

 管理している久慈川、里川、山田川、那珂川、涸沼川、桜川、藤井川において堤防除草、堤防法面補修、塵芥処理、堤防点検、河川巡視、天端補修、堤防・護岸・樋管の維持修繕、堆積土砂の撤去、水門・樋管等の点検、水質事故・不法投棄対策などを行う。



【図=小島河川防災ステーション予定箇所】

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