建設業労働災害防止協会吾妻分会（池原純分会長）と群馬県建設業協会吾妻支部（同支部長）が９日、吾妻建設会館で通常総代会および通常総会を開催した。当日は来賓として、県中之条土木事務所の生方雅明所長や厚生労働省中之条労働基準監督署の職員が臨席。会員は各議案を慎重審議し、すべての議案が承認された。

冒頭、池原分会長は「昨年の吾妻地区の事故は残念ながら増加してしまった。これから暑さが厳しくなり、熱中症の心配なども出てくる。安全に対する活動をより密にして、安全な施工を目指していきたい」と意気込みを語った。

続いて生方所長は「担い手確保・育成を進めるために、働き方改革や生産性向上に取り組んでいる。担い手の確保には建設産業が安全な職業と世の中に認識されることも非常に重要」と労働災害防止の重要性を強調した。

会では安全第一を強く胸に刻み、労働災害防止を推進するための主要事項を確認。安全衛生管理体制の確立や店社および工事現場が一体となった自主的安全衛生活動、安全意識の一層の高揚などに取り組んでいくことを誓った。