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松本市建設業協会

深澤会長を再任

2018/06/01 長野建設新聞

松本市建設業協会と松本市建設事業協同組合(深澤信治会長・理事長)の本年度通常総会が30日、松本市内のホテルモンターニュ松本で開かれ、任期満了に伴う役員改選では深澤理事長をはじめ全役員の再任を決めた。

冒頭のあいさつで深澤会長は「昨年1年間の松本市が発注した公共工事の受注額は前年と比較すると約5億2000万円余り増加したが、平成26年と比較すると6億1000万円余り減となっている。持続可能な発展に向け、今後安定的に継続した公共事業予算の確保や施工時期の平準化実現のため、市幹部との懇談会や意見交換会を通じ、会員が一丸となって取り組んでいくことが重要だ」と呼びかけた

続いて議事に移り、本年度の事業計画を原案通り承認した後、任期満了に伴う役員改選について、最初に選考委員会が指名した理事、監事について選任した後、選任された理事が理事会を開き、組合の正副理事長と専務理事、兼任する協会の正副会長を選任、総会で承認された。建設業を取り巻く環境は引き続き厳しいとの認識から、本年度から2カ年も今まで以上に環境改善に取り組んでほしいとの思いから3役をはじめ改選前の理事12人と監事2人全員再任となった。役員を代表して深澤会長は「景気はよくなってきたといわれるが、われわれにはなかなか伝わってこない。いかに会員に仕事をもってくるかが重要であり協会員皆さまの受注環境が少しでもよくなるようがんばっていきたい」と引き続き協力を求めた。

総会後に開かれた懇親会の冒頭、深澤会長は「持続可能で活力ある地域社会の実現へ、その役割を果たしていくためには安定した経営基盤の構築が不可欠。そのためには担い手の中長期的な確保のため適正な利潤の確保を盛った改正品確法の徹底に加え、安定的かつ持続的な発注工事量と質の確保が何より重要だ」と強調した。

来賓を代表して松本市の菅谷昭市長は「建設業を取り巻く環境は厳しい状況と認識している。しかしながら地域の健康や経済の健康を実現するためにはインフラ整備が欠かすことができない。昨年度に引き続き工事の早期発注につなげるよう当初予算編成時から取り組んできている」と祝辞を送った。

本年度から2カ年の役員体制は次の通り。※敬称略

◇会長・理事長=深澤信治

◇副会長・副理事長=大池太士、伊藤浩一

◇理事=高橋作夫、田内光一、下里明、飯濱修、高嶋伸光、滝澤文雄、藤森賢、大藏章男、古川誠

◇監事=藤澤正佳、川瀬雄一

◇事務局長・専務理事=横内悦夫

◇顧問=村瀬直美、宮﨑正博

◇参与=赤塚治信


【写真=新役員が会員を前にあいさつ】

新役員

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