甲斐市は赤坂台総合公園（ドラゴンパーク）の園路を改修する。県内の公園では珍しいゴムチップウレタン舗装の園路で、整備から10年以上経ち傷んできたため再整備する。６月補正予算案に設計・工事費９９３０万円を盛り込んだ。今秋の着工を目指す。

　改修するのは園路約８００ｍと進入路、計約１・４㎞。予算可決後７月にも入札を行い設計を委託。できるだけ園路を閉鎖せずに工事が進められるよう工程などを検討する。着工は10～11月ごろになる見通しで「見積もり段階では工期は６～８カ月を見込んでいる」（市都市計画課）。仮に工事が来年度までかかる場合、９月の定例市議会で予算の一部繰越しを提案する見込みだ。

　同園路はクッション性が高くウォーキングやジョギングでの足への負担が軽減される。このため平日でも子どもからお年寄りまで多くの人が利用するが、長年の利用で園路表面にヒビが入り、はがれて段差になっている箇所も目立つ。利用者らからは早期改修を望む声があったが多額の事業費がかかるため市は国に補助を求めていた。市が策定した公園の長寿命化計画では同園路について、早急に補修が必要とする「Ｄ」判定が出ている。

【写真＝Ｊリーガーもトレーニングに使っている】