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建設業労働災害防止協会長野県支部飯田分会

飯田で三災絶滅集会

2018/06/23 長野建設新聞

建設業労働災害防止協会長野県支部飯田分会(北沢資謹分会長)は20日、本年度の三大災害絶滅推進集会を飯田建設会館で開催した。当日は100人を超える会員多数が一堂に集まり、飯田労働基準監督署や関係機関から講話を受け、ゼロ災達成へ決意を新たにした。

冒頭のあいさつで北沢分会長は全国安全週間のスローガンを紹介し「全国安全週間の準備期間が6月から始まっている。スローガンについて毎年この場で感想を言っているが、労働環境の移り変わりを捉え、ゼロ災実現へ強い思いが込められている。安全でない職場に若者は集わない。安全はコストではなく未来へつながる重要な投資。きょうの講話を聞いて終わりではなく、会社に持ち帰り水平展開し周知を図ってほしい」と有意義な集会となるよう期待した。続いて飯田労働基準監督署の森孝行署長は「第13次労働災害防止推進計画の死亡災害の撲滅を目指した対策の中で建設業を重点業種として設定し墜落転落災害の防止に力を入れていくこととしている。特に監督指導に力を入れており、昨年度は4月から6月まで監督指導は1現場だったが、本年度は4月から本日までに10現場回らせていただいた。引き続き力を入れていく」との姿勢を示した。

その後、関係機関による講話に移り、最初に飯田労基署地方産業安全専門官の鎌倉博史氏が飯田署管内の労働災害発生状況について、続けて労災防止指導員の野島登氏、飯伊建設安全研究会、中部電力、NTTからそれぞれ労災や事故防止について講話が行われた。集会の最後に、青年部会の勝間田会長が三大災害絶滅に向けて声高らかに決意表明し、ゼロ災達成んいむけてあらゆる努力を傾注することを全員で誓った。

◇  ◇

集会に先立ち、飯田分会の本年度定期総会が行われ、本年度の事業計画を承認したほか、任期満了に伴う役員改選では北沢分会長や副分会長が再任され、理事と監事でそれぞれ2人が新任された。災害防止安全パトロールは9月から2月にかけて中部、北部、竜峡、阿南、西部、南部、大鹿の7地区に分かれて実施する。

本年度から2カ年の役員は次の通り。※敬称略

◇分会長=北沢資謹

◇副分会長=長坂亘治、吉川昌利

◇会計理事=野島登

◇理事=棚田稔、福澤栄夫、西村勉(新任)、大平敏一(新任)、勝間田剛、土屋茂博(長野県電設業協会飯田支部長)、木下貴志(飯田管工事業協同組合理事長)、植竹孝明(飯下建設産業労働組合会長)、宮下利一(長野県板金工業組合飯田支部長)、勝間田悦明(中部労働技能教習センター理事長)

◇監事=原田大二郎(新任)、竹村政英(新任)

北沢分会長

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