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素案もとに説明会 県総合球技場の検討過程で機能・費用も公表

2018/06/28 山梨建設新聞

 県は本年度中の基本計画策定を目指している総合球技場について、素案の段階で県民への説明会を開催して理解を求める考えだ。県議会6月定例会のなかで後藤斎知事が答弁した。

 開会中の定例会は22日に代表質問が行われ、自民党誠心会の皆川巖議員が質問に立ち、総合球技場の現在の検討状況をただした。

 これに対し後藤知事は、昨年12月に設置した基本計画検討委員会の中で、内外の球技場の報告や先進施設の視察を実施してきたことを説明。「共通認識を深めて、基本要件の整備や付帯施設の検討を行っている」と述べた。

 その上で利用ニーズの把握を目的としたアンケートを実施したとして「2500件を超える回答があり分析を進めている。この結果を基に付帯施設の具体化を図り、専門的見地からの意見を取り入れながら、本年度中に基本計画を策定する」と答えた。

 さらに「検討過程においては施設の具体的機能、概算建設費、運営収支や整備スケジュールを明らかにし、素案が固まった段階で県内各地で説明会を開催して理解を求める」とも述べた。

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