犀川砂防建設業協同組合(山﨑素史理事長)は4日、安曇野市明科七貴の蜂ヶ沢砂防学習公園で、砂防等施設維持管理ボランティア活動を行った。当日は晴天の中、参加した組合員30人と県職員5人の35人は草刈りを中心に午前中にわたり汗を流した。
集まった参加者を前に山﨑理事長は、今回で13年目で通算15回目となるボランティア活動を振り返り、ボランティアの意義を強調したうえで「台風の影響もあり気候的には比較的涼しいが、熱中症や蜂・蛇には気を付けて作業してほしい」と注意を促した。続いて県犀川砂防事務所の早川秀輔所長は「歴史的な価値のある施設を知ってもらうため、こうして草刈りをしないと埋もれてしまう。われわれ職員だけではとても手が回らず、その一翼を担っていただいていることは大変ありがたく、感謝申し上げる」と組合員に呼びかけた。
その後に参加者はチェーンソーや草刈り機を操りながら、国道脇や堰堤など砂防施設周辺を交通に注意を払いながら草刈り作業を実施した。
組合は2006年、県犀川砂防事務所と砂防施設などの維持管理支援に関する協定を締結。以後毎年、こうしたボランティア作業を実施している。
【写真㊤=早川所長㊧と現場を見て回る山﨑理事長㊨】
【写真㊦=作業に汗を流す関川社長】