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塩尻市建設業協会

塩尻市建協が小学校6年生親子見学会

2018/08/24 長野建設新聞

塩尻市建設業協会(清澤由幸会長)は、昨年度から新たにスタートした市内小学校6年生の親子を対象とした建設現場見学会を10日に実施した。昨年は10月に開催し6組の親子が参加したが、今回は2倍となる12組の親子29人が参加。建設現場の話を聞いたり、工事中のトンネル内に入るなど実際に建設業の仕事に触れ、親子で建設業に対する理解を深めた。

参加者を前に清澤会長は「建設業には若い人がなかなか入職してこない時代を迎えている。6年生の皆さんはこれから高校や大学へ進学されるかもしれないが、その後、1人でも2人でも塩尻市に帰ってきていただき、今回の体験を通じ(建設業の)仕事が一緒にできたらと思っている。見学会では工事中のトンネルの中も見られ貴重な体験もできるので建設業を肌で触れていただき、何かを感じ取っていただければ」と期待した。

午前中は長野県建設業協会が制作したDVD「暮らしをささえる人たち」の鑑賞の後、同協会の笠原副会長が舗装工事について、続いて岡谷組の清沢支店長が同社が施工する吉田地区配水施設事業について説明した。午後は塩尻市贄川から宗賀にかけて工事が進む国道19号桜沢トンネルで、受注者の西松建設の担当者がトンネル内を案内した。

この見学会は、次世代を担う子供たちに、土木の役割や実際の仕事の内容を理解してもらうため、市内の小学6年生とその保護者を対象に昨年度から実施しているもの。国土交通省飯田国道事務所、塩尻市、塩尻市教育委員会が後援した。


【写真=昨年を上回る多くの親子が参加した】

塩尻市建設業協会親子見学会

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