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(社)長野県建設業協会諏訪支部

諏訪支部が県現地機関と意見交換

2018/09/07 長野建設新聞

長野県建設業協会諏訪支部(高見秀司支部長)は8月29日、県現地機関との意見交換会を諏訪市内の諏訪建設会館で開催した。支部からは10の議題が出され、現地機関が一つずつ回答するなど諸課題に対し発注者と受注者が認識を共有した。

意見交換会には諏訪支部から高見支部長、岩波副支部長ほか6人の理事と4人の議題説明者ら計13人。発注者から諏訪建設事務所で丸山所長をはじめ13人、諏訪地域振興局農地整備課2人、同局林務課1人、南信会計センター1人の計16人が出席した。

冒頭のあいさつで高見支部長は「公共事業で建設業協会で言っていることは量と質。企業経営において土木事業は公共事業に頼らざるを得ない。少しでも多くの仕事を出していただくことを願っている。若者が夢や希望をもって入ってくる産業にすることがわれわれの課題。意見交換で諸課題が一歩でも前進するように」と期待。

続いて発注者を代表して諏訪建設事務所の丸山所長は「意見交換会で現場運営の課題などについて受注者発注者が情報を共有して意思疎通を図り、よりよい関係を築いていくことが重要だ」と強調した。

地域振興局各課や建設事務所から本年度の事業などが伝達された後、岩波副支部長を座長に意見交換に移った。議題は①工事発注方法及び落札候補者の辞退②公告から入札までの見積もり期間③総合評価落札方式の評価項目(電子納品資格者・SXF技術者)④入札(総合評価落札方式及び地域要件)⑤現場事務所用地の農転⑥小規模補修工事(河川・砂防工事)注意事項7(辞退)の運用等⑦県管理道路の路面状況と舗装の維持補修⑧「土木施設小規模補修工事取扱要領」の限度額⑨小規模維持補修工事の契約単価の運用等⑩小規模維持補修工事の書類作成-の10テーマ。そのうち現場事務所の農地転用について「現場事務所を置く場合、地目が農地であれば許可が下りるまでに2カ月近くかかってしまう」とし、工期短縮となるよう許可が円滑に進むよう求めた。これに対し丸山所長は「県道や河川敷など利用できるところはないか相談してほしい」と回答した。


【写真=高見支部長(中央)】

諏訪支部意見交換

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