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山梨県甲斐市

来月説明会を開催 県緑化センター跡地活用

2018/09/08 山梨建設新聞

 県緑化センター跡地活用で甲斐市は10月に住民説明会を開く。これまで検討を進めてきた美術館とフラワーパークを整備する案について説明し、地元の意見を聞く。出た意見は可能な限り計画に反映させる。

 市は7月12日、地元の4自治会の役員19人を対象に事業説明会を開催。「長期間にわたり多くの来場があるかどうか心配」といった意見が出たものの目立った反対意見はなかった。10月にはさらに多くの住民に事業への理解を深めてもらうため参加を呼び掛ける。

 市は事業費の縮減や事業の採算性を高めるため、民間企業の資金や運営ノウハウを活用するPPPの手法をこの事業に導入する。今後は資金の調達方法や施設の設計・施工・管理・運営における官民の役割などを決めていく。また参加企業公募に向けた要項を作成するためコンサル経費を予算化する方向だが、予算取りの時期については10月の説明会や市議からの意見を踏まえ慎重に検討していく考えだ。

 同跡地は3区画、計2・1hの広さ。市は「緑を残してほしい」という地元要望や市民から出た活用アイデアを基に、民間事業者や日本総合研究所の意見を聞き計画案を立てた。

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