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茨城県つくば市

つくば市が9月補正予算案で竹園西小・竹園東中の校舎リースを債務負担行為に設定

2018/09/14 日本工業経済新聞(茨城版)

 つくば市は9月の市議会定例会に補正予算案を上程している。主なものでは、債務負担行為で校舎リースとして竹園西小学校に3億3567万円と竹園東中学校に3億1493万1000円を設定したほか、吉沼地区の農道整備工事に805万7000円、新陸上競技場の整備検討支援業務委託に757万5000円、防災無線子局の設計委託に485万円、竹園西小学校の校舎屋上外壁改修に向けての設計委託に389万9000円を計上している。

 一般会計には20億6900万円を追加し、878億3260万6000円とする。議会の日程は9月4~28日。

 債務負担行為の校舎リースは、竹園西小(竹園2-19-4)および竹園東中(竹園3-11)で児童・生徒が増加していることから、敷地内に校舎を賃借して増設するもの。期間は2018~29年度。

 規模は竹園西小がS造3階建て、延べ1014㎡の8教室、竹園東中が軽量S造2階建て、延べ1187㎡の11教室を想定。予算案が可決されれば、12月にも入札を行い、設計3カ月、工事8~9カ月を経て、19年12月の供用開始を見込んでいる。

 農林水産業費では、当初計画していた吉沼地区の農道拡幅舗装工事(L約200m)の費用を、泉地区の農道舗装工事に充てたため、805万7000円を補填。吉沼の工事は12月にも入札を執行する見通し。

 土木費では、来年度からリニューアルされる公共交通「つくバス」の乗降場整備工事に129万6000円と、バス停標識作製設置委託に803万6000円を配分。新しい乗降場は上郷地内に整備する。

 消防費では、防災無線の屋外子局増設のための設計に485万円。場所は全13カ所。設計は年内に発注し、来年3月までに策定。工事は19年度に上大島、上菅間、磯部、大貫、神郡、池田、上郷で、20年度に大形、小田、下大島、栗原、田中、北条で行う計画。

 教育費ではまず、新たな陸上競技場の整備検討支援業務委託に757万5000円。現在市内には公式の競技場がないため、日本陸連の第3種公認競技場を市有地に整備できるか調査するもの。対象となる市有地は10カ所以上ある学校跡地。

 また、竹園西小校舎の屋上外壁改修に向けての設計に389万9000円。雨漏りが見られるため施工するもので、設計は予算案承認後になるべく早く発注し、工事は来年度に実施する方針。

 さらに給食センター修繕費として1827万4000円。建設中の新給食センターのコンクリート埋設物撤去などに使ったことから補填するもの。

 そのほか、移転改築する社会福祉法人向陽会のひまわり保育園および新設する㈲政和商事の(仮)春風台保育園のいずれかに対する補助金について、国の基準額が変更されたため549万9000円を追加。そして病院および助産院計3カ所の産後ケア施設整備事業補助金には756万円を設定している。

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