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新潟県魚沼市

広神・入広瀬庁舎活用、市場調査の結果を公表

2018/09/20 新潟建設新聞

 魚沼市は、新庁舎完成後における既存庁舎の活用方法を検討している。先月29日にサウンディング型市場調査を行い、市外の企業1者と、市外企業数社で構成するグループ1者の計2者が参加し、意見を交わした。

 RC造3階建て、延べ床面積2665㎡(築31年)の広神庁舎では①1・2階を利用したコミュニティスペース設置②内部改修をした上でテナント出店③仲間づくり、健康増進などの場―などのアイデアが出された。活用に当たっての課題として、廉価な賃貸料が設定できるか、施設老朽化に伴う改修の必要性などが挙げられた。

 耐震整備が未実施のRC造3階建て、延べ床面積2345㎡(築40年)の入広瀬庁舎は、解体を前提に考察。立地エリア的に行政主体による跡地活用が望ましいとし、施設整備に関しては民間活力を導入した整備手法が提案された。

 行政、民間の両者にとって一番メリットが大きいと推測するのは、賃貸料をコストに充てられる収益施設を入れた官民複合施設であるが、ある程度の人口規模が必須となるなど課題も多い。

 今後は2019年に実施設計を行い、新庁舎が完成する20年5月の引っ越し後、すぐに着工できるよう準備を進める。

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