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長野県土木施工管理技士会

八ッ場ダムで技術研修会

2018/10/06 長野建設新聞

 県土木施工管理技士会(野島登会長)は2日、群馬県長野原町の八ッ場ダム建設現場で技術研修会を開催した。37人が参加し、わが国を代表する土木工事現場を体感した。

 野島会長はあいさつで「八ッ場ダムは建設までに50年の歳月を費やし、ようやく実現したダム。本日は貴重な現場を見られる良い機会。ぜひ技術の研さんに役立てるよう勉強してほしい」と、実りある研修になること期待した。

 八ッ場ダムは利根川水系吾妻川中流部の長野原町川原湯に建設する重力式コンクリートダム。堤高116m、堤頂長290.8mで、総貯水容量は1億750万m3を確保する。本体工事は2014年に着手し、19年度に完成予定。現在は約500人が24時間体制で作業に当たっている。

 現場を案内した国土交通省八ッ場ダム工事事務所の職員は「コンクリート打設が進み、打設面が狭くなってきたため、ことし6月からは拡張レヤ工法に変更している。8月には堤高の8割を突破した。また今日まで死亡事故は発生していない」などと紹介。参加者は生コンの配合率や安全対策の取り組みなどについて積極的に質問していた。

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