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茨城県水戸市

基本設計に着手/(仮称)心字池公園の整備

2018/10/26 日本工業経済新聞(茨城版)

 水戸市は(仮称)心字池公園(河和田町)の整備に向けて基本設計の策定に着手する。23日に基本設計委託の指名競争入札を行い、㈱ミカミ(水戸市)が350万円で落札した。履行期間は120日間。順調にいけば2019年度に詳細設計を策定し、20年度から工事を行う計画。計画面積は約7000㎡。

 公園の予定地にはかつて心字池(道場池)があり、親鸞の弟子である唯円の道場跡があったとされる。唯円道場跡伝承地は市指定の文化財だが、整備が進んでいないため、市では歴史的価値を文化遺産として後世に伝えていくことを基本理念に公園として整備を進めることを構想。

 16年度には基本構想計画の策定(ミカミが担当)を、17年度には公園平面・用地測量(同)を行った。

 本年度は基本設計を進める。基本設計の特記仕様書によると、基本構想に定めた最適計画案に基づき、設計条件との整合を図り、技術的およびデザイン的、経済的な見地から設計指針をまとめ、公園などの骨格となる施設配置や諸施設、基盤施設、植栽などの概略設計を行う。

 具体的には、基本設計として①与条件の細部検討②諸施設の検討および設定③基本設計図の策定④概算工事費の算出⑤基本設計説明書の作成⑥照査ーを行う。鳥瞰図の作成も行う。

 整備内容の検討は地元の意見なども聞きながら進める。基本設計は本年度内にまとめる。

 市の18年度から3カ年の実施計画では、19年度には実施設計に1100万円を、20年度は施設整備、用地買い戻しに4800万円を計画している。



【図=公園計画地】

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