新潟県は10月30日、県の取り組みとしては初となる除雪技術講習会を実施した。除雪技術の向上と伝承を目的に開催し、大和、塩沢、六日町、湯沢各地域の除雪JVから103人が参加した。
県南魚沼地域振興局地域整備部の小幡武志部長が「経験が浅い若手オペレータにベテランが直接教育する。日本有数の豪雪地帯で培われた高度な技術を確実に後生へ伝えていきたい」とあいさつした。
午前の部では、県道路管理課の担当者が「県内の除雪の現状」について、メーカー社員が「除雪機械の取り扱い上の留意点等」についてそれぞれ説明。
実技講習では除雪ドーザ4台、グレーダ2台を使用。南魚沼建設業協会から選出された熟練の操縦者6人が指導に当した。
県土木部道路管理課雪寒事業係の渡辺和彦技術士は「排ガス規制の強化により新型のグレーダは一人乗りに変更された。スムーズに適応できるようポイントを押さえながら技術向上を図りたい」と話した。
【写真=管内で除雪を担当する103人が受講】