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(社)群馬県建設業協会

群建協と高崎河川国道事務所はICT土工研修会を開催

2018/11/15 群馬建設新聞

群馬県建設業協会(青柳剛会長)と国土交通省高崎河川国道事務所(堤啓所長)は13日、ICT土工研修会を開催した。研修会は沼田土建が施工する渋川市渋川大字西田地先の渋川西バイパス入沢ほか改良その1工事の現場で行われた。建設会社の技術者のほか、県の職員など約20人が参加した。

冒頭、青柳会長が「ICT活用工事を実際に施工してみることが一番重要。また、実際に施工できなくとも、施工に向けた準備をしながらICT施工についての技術者研修会や現場見学会へ積極的に参加すること。そして、時間やお金を投資することが重要となる。ICT土工研修会や現場見学会をそれぞれの企業の皆さん、発注者の皆さんの戦略の一つに加えていただければ良いのではないかと思う」などとあいさつ。

堤所長は「現場でさまざまなことを学んでいただくとともに皆さんの現場でどのように生かせるのかなど、それぞれの立場で考えていただき、次のステップを見つけていただくことが大事。本日の研修で多くのことを学び、活用していただきたい」と呼び掛けた。

研修会では監理技術者を務める佐藤賢一氏が起工測量と出来型測量では異なるメーカーのレーザースキャナーを使用したこと、ダンプトラックへの全体積み込み量および運搬土量が把握できるペイロードメータを設置したICTマシンコントロールバックホウ、土砂を運搬するダンプトラックの運行管理には個々のダンプの時間・移動距離・走行速度が全て記録できる「トラックビジョン」を使用していることなどを説明した。

この後、参加者はレーザースキャナーによる測量、ICTマシンコントロールバックホウによる実際の作業を見学した。

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