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新潟市中央区で下水熱融雪システム実証開始

2018/12/15 新潟建設新聞

 新潟市中央区の寄居町の交差点で興和・積水化学工業・新潟市の共同研究体が実施する下水道熱を利用した融雪システムの実証事業が始まる。

 寄居町交差点部(A200㎡)の合流式下水道管φ1100㎜の管底部に高性能な採熱管を設置し、ヒートポンプを介さず循環液をそのまま高性能融雪舗装に送り融雪を行う。交差点に面した新潟小学校の通学路に指定され、バス通りであり海風が吹きつける同地を実証フィールドに横断歩道を含めた交差点部での融雪や凍結防止に取り組む。高熱伝導素材の採熱管や対向流方式による効率的な熱交換、高熱性能舗装の使用などによる維持管理費の低減や省エネルギー性を実証事業で確認するとしている。

 同事業は、国土交通省の下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト)に選定されおり、新潟市が実証フィールドを提供し、設計・施工を興和が担当、積水化学工業の採熱管などを使用。12月中に交差点部の工事を完了させ、3月末まで効果を検証する。


【写真=工事が進む交差点】

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