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(社)埼玉県空調衛生設備協会

埼空衛が月例会/働き方改革をテーマに

2018/12/19 埼玉建設新聞

 埼玉県空調衛生設備協会(飯沼章会長)は14日、さいたま市中央区の埼玉県管工事会館3階大会議室で『働き方改革』をテーマに12月の月例会を開催した。県雇用労働課の高橋利維副課長を講師に招き、働き方改革関連法に関わる県の施策について情報を得るとともに、来年度から本運用がスタートする建設キャリアアップシステムについて、運営する建設業振興基金の石原寛之企画調整課長から開発の狙いや登録申請方法などについて報告を受けた。

 飯沼会長は「来年4月から長時間労働を抑制するとともに、労働者が健康を保持しつつ効率的に働くことができる環境を整備するため、労働時間制度の見直しを行う働き方改革関連法が順次施行されます。きょうのテーマはわれわれ業界において喫緊の問題です」とあいさつ。会員企業のより良い職場環境づくりに生かすようアドバイスした。

 高橋氏は働き方改革関連法に関わる県の施策を説明。県内一斉ノー残業デーの実施状況、年次有給休暇取得促進強化期間である10月の取り組み概要について報告したほか、中小企業診断士や社会保険労務士など経営・労務管理の専門家を無料で派遣する制度などを紹介。企業内でのトラブル回避のため、時間外労働の上限規制などの基礎知識を学ぶセミナーの案内などについても告知した。

 引き続き石原氏は本運用が間近に迫った建設キャリアアップシステムについて、利用手順とスケジュール、申請受付窓口の開設状況、現場でのカードリーダーの設置例、既存民間システムとの連携、システムを活用した国土交通省における政策展開などについて解説した。

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