第３回電気工事技能競技全国大会で金賞・経済産業省大臣賞に輝いた本間電機工業㈱（三条市）の小嶋一彦氏が20日、新潟県庁を訪れ、高井盛雄副知事に受賞の喜びを報告した。

　電気工事技能競技全国大会は、11月30日に東京都の両国国技館で開かれ、一般部門、女性の部、高校生の部の各部門で日ごろ磨いた技術を競い合った。

　小嶋氏は全国各地区の予選会を勝ち抜いた精鋭30人が参加する一般部門で最高賞となる金賞・経済産業大臣賞を受賞。「プロが出場する大会であり、見た目での差は分からない。見えないところまで正確性を出すことが難しい。今後は後輩が活躍できるよう指導したい」と抱負を語る。本間電機工業の本間好夫代表取締役は「初めての出場であり、新潟県電気工事工業組合の技術委員会からの指導が大きかった。また練習時間の確保に社員から理解もあり組合、会社がチーム一丸となった受賞」と話した。

　高井副知事は「全国で一番の技術者であり、新潟県としても誇り。受賞を契機に後輩の指導や業界全体、新潟県のレベルアップに努めてほしい」と今後の活躍に期待した。

【写真＝金賞に輝いた小嶋氏（左から２番目）】