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長岡鉄工業青年研究会の贈呈品に顔ほころぶ

2019/01/09 新潟建設新聞

 長岡鉄工業青年研究会(小林史章会長)はこのほど、恒例のボランティア活動の一環として長岡市の児童養護施設双葉寮(林直寮長、長岡市寿)を訪問し、クリスマスプレゼントとしてタンス等を贈呈した。

 43人が所属する同研究会は1972年に創立。長岡のものづくりの屋台骨として鉄工業の技術向上、販路拡大、共同研究を目的に組織された。

 双葉寮への寄付活動は83年からの継続事業で、資金に充てる、くず鉄を協賛企業から回収。贈呈先からの要望を聞き、生活用品や遊具等を贈っている。ことしの寄贈品はタンス、学習机、食器棚、ヒーター、電気ポットの5点。

 講堂で行われた贈呈式には子ども達も顔をそろえ、小林会長が林寮長に目録を手渡す様子を温かく見守った。

 小林会長が「大切に使ってください」とあいさつし、贈られた学習机を使う来春1年生になる男児が御礼の言葉を披露。「勉強を頑張ります」と応え、拍手に照れた様子を見せた。

 林寮長は「今までいただいた物が寮内に色々あり、歴史が分かる。きょうも沢山いただいて、ありがたい。大切に使わせていただく」と謝辞を述べた。

 研究会がこの日のために集めた屑鉄は約20万円に相当する3万2000kg以上。同施設のほかに柿が丘学園(長岡市柿町)、障害福祉サービス事業所もみの木工房(長岡市東新町)にも寄贈を行っており、2017年には長岡市から感謝状を授与された。


【写真=目録を手にする小林会長(右)と林寮長】

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