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分水小区保育園整備プレゼンで2者がアピール

2019/01/16 新潟建設新聞

 燕市は12日、分水小学校区における新たな保育園整備事業の応募者による公開プレゼンテーションを開催した。新潟市と長岡市で保育士養成施設等を運営する法人A、県内で認可保育園やこども園など9施設を運営する法人Bが具体的な整備提案を披露。プレゼン後に非公開で審査会が開かれた。

 法人Aは「温かいまなざしの保育」を掲げ、保育養成施設を持つ人材確保面での強みなどをアピール。

 「(仮称)ぶんすいさくら保育園」と称した園舎はW造(一部RC造)2階建て、延べ床面積2300㎡を想定。園庭を中心に半円形に保育施設を配置し、ガラス張りのランチルーム、越後杉の活用を提案した。

 整備費は本体工事費6億5000万円、園庭整備費2000万円のほか、備品等を含め7億5000万円を提示している。

 法人Bは理念とする「子は個」のもと、子育て支援センターを併設した質の高い保育園をイメージ。提案した園舎は準耐火構造のW造2階建て、延べ床面積2600㎡。保育施設はコの字型に園庭を囲み、2階に地域交流スペースを設置する。

 整備費は本体工事費5億3698万円、園庭整備費2470万円、このほか備品費等を合わせ6億5662万1000円とした。

 同事業では分水地区の燕市立地蔵堂保育園と笈ケ島保育園、社会福祉法人立正保育園を統合した新保育園を民営化により整備する。定員は290人程度。開園は2021年4月1日を予定している。

 保育園用地は笈ケ島字興野前1288ほかの敷地約7900㎡(予定造成面積)を市が無償貸与し、敷地内に保護者用駐車場(100台程度)を整備する。


【写真=公開プレゼンが行われた】

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