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茨城県石岡市

石岡市が19年度予算案で防災無線整備に2カ年継続費7・7億円

2019/02/13 日本工業経済新聞(茨城版)

 石岡市(今泉文彦市長)の2019年度当初予算案の概要が明らかになった。主な新規事業では、防災行政無線および戸別受信機配備事業に2カ年継続費で7億7420万円、柏原サッカー場人工芝化事業に2億7919万8000円、子どもの森整備事業に4686万円、総合支所庁舎有効活用推進事業に1419万2000円を計上。継続の合併市町村幹線道路緊急整備支援事業には3億7643万1000円を盛り込んでいる。

 一般会計の総額は335億7000万円で、前年度比4・7%の増。普通建設事業費は、庁舎建設事業などの減額により同23・2%減の37億9667万3000円となる。

 まず防災行政無線事業は、八郷地区のデジタル化と石岡地区の戸別受信機配備を行うもの。2カ年継続費で7億7420万円(19年度=3億2117万3000円、20年度=4億5302万7000円)を設定。

 1月に供用開始した新庁舎では、19年度は外構工事2工区(仮設庁舎解体など)を9月竣工予定で施工する。そのほか新庁舎附帯工事に3424万円を充て、敷地内に喫煙所を2棟新設したり、駐輪場を増設する計画。

 八郷総合支所では、空きスペースの有効活用に取り掛かる。2階に図書館を整備したり、4階の旧議場をミニコンサートなどに使える多目的スペースとして改修する考え。基本設計に385万円、実施設計に913万円を配分。

 JR石岡駅周辺に新設する「子どもの森」は、保育所や児童館、子育て世代包括支援センターなどの複数施設からなる子育て支援拠点。実施設計に1386万円、地質等調査に570万円、測量に450万円を措置。順調に行けば、20年度に着工し、21年度から供用開始となる。

 また柏原サッカー場の人工芝化で、工事に2億7500万円、工事監理に275万円とした。

 そのほか、八郷の葦穂地区公民館の耐震補強工事に1942万6000円、瓦会地区公民館の耐震設計に492万7000円。

 石岡消防署の愛郷橋出張所の移転改築事業では、実施設計に1000万円、測量調査に460万円、用地購入に1865万4000円を計上。

 さらに学校関係では、全中学校5校の特別教室への空調整備に向けた基本設計に222万3000円、実施設計に777万7000円とした。

 道路関係では、合併市町村幹線道路緊急整備支援事業に3億7643万1000円。そのうち改良工事費は1億6455万9000円で、駅前東ノ辻線、貝地高浜線、上林上曽線の3路線が対象。

 集落道路などの排水整備や舗装新設を行う一般市道整備事業には2億5579万4000円を充当。工事費は1億6276万円。

 幹線道路を改良するための地方道路等整備事業には1億8080万円。工事費は1億4520万円で、対象は三村、根当、柏原、下林、真家、仏生寺など13路線。

 橋梁維持費は3400万円で、60橋の定期点検を計画。

 排水路整備事業には1億10万円を付け、そのうち7050万円で東石岡1丁目、石川、半ノ木、高浜など17カ所の工事を予定。

 石岡市上曽~桜川市真壁町山尾を結ぶ上曽トンネルの整備事業では、県に対する整備委託料として15億4900万円を予算化している。

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