国土交通省は、土地・建設産業局長表彰となる「優秀外国人建設就労者表彰」の本年度受賞者を決め、4日に表彰式を行った。2回目となる今回は、30人を超える応募の中から、秀でた建設技能やコミュニケーション能力を修得し、日本の建設現場で活躍した3カ国の6人が栄誉に輝いた。
鈴木英二郎大臣官房審議官(土地・建設産業局担当)は、受賞をたたえた上で「4月からは外国人材を受け入れる特定技能という新たな制度が施行され、今後、技能者の受け入れがさらに増加することが見込まれている。日本においても母国においても、この受賞を機にますますの技能向上に励み、同じ現場で働く同僚、また新たに日本に来られる方の目標として活躍していただきたい」と期待を寄せた。
6人は受賞を喜びながら、今後の目標や抱負などを語った。
受賞者は次の通り。※①国籍②職種③受入建設企業(所在地)④特定監理団体(所在地)、敬称略
▽アミテン・マルティン・アボル=①フィリピン②建設機械施工③岩手マイタック(岩手県)④協同組合ユウアンドアイ(東京都)
▽オウ・ホウワ=①中国②溶接③エーブルコンストラクション(京都府)④リーダック協同組合(岡山県)
▽グエン・ヴァン・リン=①ベトナム②内装仕上げ施工③ケイアイスター不動産(埼玉県)④関東スタッフ協同組合(埼玉県)
▽オウ・ヒ=①中国②コンクリート圧送③コンクリートポンプ(岐阜県)④エコ・プロジェクト協同組合(岐阜県)
▽ゴ・ショウケイ=①中国②左官③ヒコサカ(愛知県)④協同組合フォワード(東京都)
▽ザップ・ドック・タック=①ベトナム②配管工③望月工業所(静岡県)④IMO新事業開発協同組合(大阪府)
【写真=受賞者6人と関係者が記念撮影】