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稲敷市が19年度予算案に桜川新設小の建設費18・7億

2019/03/05 日本工業経済新聞(茨城版)

 稲敷市(筧信太郎市長)の2019年度予算案が明らかになった。主な事業では、桜川地区新設小学校校舎・体育館建設事業に2カ年継続費で18億7202万4000円、合併特例債対象の市道整備に2億1146万5000円、公共施設再編事業の旧君賀小学校体育館・プール解体工事に1億6028万円、橋梁維持補修事業に1億5600万円、新利根中学校大規模改修事業に8969万4000円、江戸崎小学校大規模改修事業に5973万1000円を計上している。

 一般会計の総額は218億6500万円で、前年度比1・3%(2億8000万円)の増額となり、過去最大規模となった。

 そのうち普通建設事業費は、同23・4%(7億806万5000円)の減額で23億2402万8000円。要因は公共施設再編事業の庁舎解体工事費や道路橋梁費の減額。

 なお19年度から、農業集落排水事業と公共下水道事業が特別会計から公営企業会計に移行する。

 まず学校関係では、桜川総合運動公園(柏木4-5)内に新設する浮島小、古渡小、阿波小の統合小学校事業で、校舎と体育館の工事と工事監理に2カ年継続費で18億7202万4000円(19年度=7億4880万9000円、20年度=11億2321万5000円)を設定。

 校舎と体育館は一体型で、校舎は3階建て延べ4000㎡程度、体育館は1階部分に1000㎡程度で想定。設計は㈲大野建築設計事務所(土浦市)が担当。開校予定は21年4月。

 新年度には、まず準備工として擁壁工事を早期に発注する。本体工事は国の交付金の内示がある6月以降に入札をする。建築、電気、機械について分離か一括かは未定。

 また、新利根中(柴崎7139)でエアコンや全熱交換器の更新工事に8448万円、江戸崎小(江戸崎甲3194)で南校舎のトイレ洋式化工事に5594万4000円を配分している。

 さらに公共施設再編事業として、旧君賀小(下君山1442-2)の体育館とプールの解体工事に1億6028万円を盛った。

 道路関係では、合併特例債対象の市道整備に2億1146万5000円を措置。主な路線の工事費は(江)5129号線が6500万円、(桜)1-16号線が2766万5000円、(江)1-22号線が2000万円、(東)2-11号線が130万円。

 このうち(江)1-22号線は、下君山・松山地区に約32・5haの規模で計画している「稲敷工業団地」への東側のアクセス道路で、19年度は準備工として伐採を行う。

 道路新設改良事業としては7551万7000円。主な工事費は(桜)2-5号線に3000万円、(江)1053号線に2000万円。

 橋梁維持補修事業では、17年度から着手している新利根橋の撤去工事の3工区や、底橋(上根本)、石納(こくのう)1号橋(上之島)、460-1号橋(同)の長寿命化改修工事に合わせて1億3800万円を予算化。

 そのほか、稲敷工業団地への西側のアクセス道路の整備に向けて、遺構確認調査などに7217万1000円、用地購入に2196万6000円を計上。

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