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発注者協議会でGW10連休の現場閉所を提案

2019/03/05 新潟建設新聞

 北陸ブロック発注者協議会の幹事会が2月28日に開かれ、北陸地方整備局から4月27日~5月6日までのゴールデンウイークを10連休とし、現場閉所に取り組むことが提案された。今後、北陸地整が取り組み方針を示し、各発注機関との調整を行い受発注者間での共有を目指す。10連休の実現は今後の各発注機関、受発注者間の調整しだいとなるが、建設業の働き方改革、週休2日の推進へ発注機関が連携した統一的な取り組みとして提案。工事工程上10連休が難しい場合は、少なくとも期間中に2回訪れる土日の現場閉所を目指すとした。

 また同日の会合では、重点テーマである▽適切な予定価格の選定▽適切な設計変更▽施工時期の平準化―の全国統一指標、適正な工期設定、発注見通しの統合について取り組み状況や新年度の活動計画を報告。新年度も引き続き重点テーマに取り組むほか、発注関係事務キャラバンの実施を計画する。

 このうち統一指標の施工時期の平準化では、3月末工期の集中を避けるため、ゼロ国債を活用して工事・業務の終期を分散させる発注サイクルの見直しイメージが示され、あらためて平準化に向けた債務負担の活用や柔軟な工期設定、速やかな繰り越し手続きなどの取り組みを周知した。

 適正な工期設定では、週休2日に取り組む自治体が拡大する見通しで、引き続き、実施団体、件数の拡大に向けた支援を実施。

 発注見通しの統合では1月末現在、管内64自治体のうち51自治体が参画しており、2019年度からは全64自治体の参画が見込まれる。


【写真=各期間が取り組みを共有】

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