行田県土整備事務所は2日、北中曽根北大桑線バイパスの開通に先立ち記念式典を開催した。会場となった加須はなさき公園駐車場内の特設会場には、来賓の野中厚衆議院議員や大橋良一加須市長などに加え、約80人の関係者が集まり開通を祝った。
開会に当たり、行田県土の吉澤隆所長は式辞で「このバイパス整備により交通の利便性が向上するとともに、両側に歩道が整備されたことで安全に歩行できる空間が確保されます」と事業成果を強調。「本日の開通を弾みに、引き続き県民誰もが安全で快適に利用できる道路整備を推進してまいりますので、ご協力をお願い申し上げます」と話した。
来賓祝辞では、野中衆議院議員、大橋加須市長のほか、野本陽一県議会議員、柿沼トミ子県議会議員、福島正夫加須市議会議長がそれぞれあいさつした。
その後、記念行事としてテープカットやくす玉開披(かいひ)、水深小学校児童9人によるエコ風船飛ばしを行い、会場は大いに盛り上がった。
北中曽根北大桑線は久喜市北中曽根から加須市内を縦断し、北大桑地先で国道125号に接続する延長約6・5kmの幹線道路。歩道がなく、道路が曲がりくねっていたことから、歩行者の安全確保と交通利便性の向上を目的に、1978年度からバイパス整備が進められていた。
今回の開通場所は、県道久喜騎西線から二枚橋(青毛堀川)南側で現道に接続する1km区間となる。
【写真=開通を祝いテープカットを行った】