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新年度にICT経営者向け講座を開催

2019/03/21 新潟建設新聞

 北陸ICT戦略推進委員会が19日に開かれICT活用工事の普及・拡大に向けた2019年度の取り組みが了承された。新年度には経営者向け講習会を企画するほか、上越市での入門者クラスを開催。またチャレンジ砂防プロジェクトとして「ICT砂防・ほくりく」の取り組みなども推進する。

 経営者クラスはICT関連機器の購入など投資判断を行う経営者向け講座を計画。管内外から講師を招いたトップランナー講演や補助金、税制優遇制度などの講習会を予定し、今後、開催に向けて各県協会等との調整を進める。

 また、これまで講習会の開催や参加者が少ない地域をカバーするため、入門者クラス講習会の開催地として上越市を追加。上・中越や信越地域の技術者への浸透を図る。

 新年度からチャレンジ砂防プロジェクトの第一段として取り組みを進める砂防工事でのICT建機のプロセスを除いた「ICT砂防・ほくりく」では、試行を希望する現場を活用して座学と講習会を開催し、ICTの習得機会が少ない山間部での普及や21年度からの砂防ICTの導入につなげる。

 そのほか北陸ICTトップランナー意見交換会を立ち上げ、座談会形式で経験豊富な技術者からの施策や改善点を聞き取るほか、本年度に引き続きICT土工は各事務所、舗装や河川浚渫の新工種、BIM/CIMは北陸地方整備局で各団体と連携して講習会、見学会、報告会の開催を予定する。

 北陸地整の内藤正彦企画部長は「新年度は生産性革命の貫徹の年として取り組みを進めていく。直轄工事だけでなく県や市町村工事に展開していくことが、結果として生産性革命につながる」とした。


【写真=新年度の取り組みを協議】

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