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国土交通省宇都宮国道事務所

春日部古河BPで元栗橋高架橋下部工など/19年度事業

2019/04/17 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省宇都宮国道事務所は2019年度の事業概要をまとめた。事業費は56億7700万円。施工箇所が茨城県内の事業では、新4号国道の春日部古河バイパス整備に8億7900万円を計上し、幸主地区改良工事(五霞町)、元栗橋高架橋(同)の下部工などを推進。国道50号結城バイパス(結城市~筑西市)では新川島橋の耐震補強工事や橋梁上部工事などを行う。

 宇都宮国道の19年度の主な事業は次のとおり。

 【新4号国道春日部古河バイパス】

 五霞町幸主~古河市柳橋(L11・2㎞)の整備を進めており、19年度は道路設計、幸主地区ほかの改良工事、元栗橋高架橋の下部工を推進する。19年度事業費は8億7900万円。

 年度当初の発注計画によると、新4号元栗橋地区下部(その1)工事(道路土工約1000立方m、舗装工約2000㎡、橋梁下部工)を第2四半期に発注する。

 【国道50号結城バイパス】

 19年度は調査設計、新川島橋耐震補強工、新川島橋上部工を推進する。19年度事業費は8億2100万円。

 新川島橋は18年度、耐震補強工事(橋脚コンクリート巻立て工)を金成重機建設㈱(日立市)が施工。上部工は右岸側(9径間連結プレテンション方式PCT桁)を㈱安部日鋼工業(東京都)が施工しており、19年度も工事を継続する。

 【国道4号古河市大堤電線共同溝事業】

 対象は延長1・0㎞。19年度の直轄事業箇所付けによると、古河大堤電線共同溝事業(L0・9㎞)に3400万円、古河大堤(2)電線共同溝事業(L0・1㎞)に1000万円。

 【橋梁の老朽化対策】

 新4号国道で国道50号と交差する結城跨道橋(結城市)、国道50号小山高架橋(栃木県小山市)などで補修を実施する。 【栃木県内の事業】

 ◆国道4号西那須野道=那須塩原市三区町~西富山の4・6㎞でバイパスおよび現道拡幅を行う。19年度は道路設計、三区町地区ほかの用地買収、三区町地区ほかの改良工事を実施する。19年度事業費は10億400万円。

 ◆国道4号矢板拡幅=矢板市片岡~針生の6・5㎞で現道拡幅を推進する。19年度は道路設計、片岡地区ほかの用地買収を行う。19年度事業費は1億円。

 ◆国道4号矢板大田原バイパス=19年度に新規事業化。矢板市針生~那須塩原市三句町の7・9㎞でバイパスおよび現道拡幅を行う。19年度は地形測量を実施する。19年度事業費は5000万円。

 ◆国道121号日光川治防災事業=19年度に新規事業化。日光市五十里~川治温泉川治の3・4㎞で防災対策を推進する。19年度は地質調査を行う。19年度事業費は5000万円。

 ◆国道4号粟宮歩道整備=小山市粟宮地先の1・4㎞で歩道を整備する。19年度は調査設計、用地買収、予定地管理工事を行う。19年度事業費は1億1700万円。

 ◆国道4号雀宮駅前歩道整備=宇都宮市雀の宮地先の0・8㎞で歩道整備を行う。19年度は調査設計、電線共同溝工事を実施する。19年度事業費は9900万円。

 ◆国道4号那須町以北線形改良=那須町高久甲(弓落交差点)~福島県境の14・2㎞で線形改良や歩道設置、車道拡幅などを計画。19年度は調査設計、用地買収、工事を実施する。19年度事業費は8100万円。

 ◆電線共同溝事業=7カ所で調査設計、支障物移設、本体工事、引込管工事などを行う。19年度事業費は7億9700万円。箇所は①国道4号古河市大堤地区(L1・0㎞)②国道4号小山市若木町~喜沢(L3・0㎞)③国道4号下野市小金井~笹原(L2・4㎞)④国道4号下野市下古山~宇都宮市茂原(L4・2㎞)⑤国道4号宇都宮市西原町~簗瀬町(L0・6㎞)⑥国道4号宇都宮市平出工業団地(L1・1㎞)⑦国道50号足利市問屋町~上渋垂町(L1・3㎞)。



【表、図=19年度事業費、国道50号結城バイパス位置図】

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