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新潟県見附市

駅周辺整備の詳細設計は早ければ来月公告

2019/04/24 新潟建設新聞

 見附市は駅周辺整備事業詳細設計を早ければ5月にも発注する。事業者選定は一般競争入札を想定しており、駅利用者送迎用駐車場の用地取得も合わせて進め、工事は2020年度以降に着手する。本年度当初予算に駅東側施設整備詳細設計業務委託費3785万4000円を計上した。


 同事業は駅周辺交通渋滞解消、交流拠点化を目的に駅東西口広場や駐車場、自由通路を整備するもの。計画期間は本年度から28年度までの10年間を予定しており、前期5年で駅東側、後期5年で自由通路を含めた西側の整備を行う。

 今回発注する詳細設計の範囲は前期計画の駅利用者送迎用駐車場(雨水貯留槽)、駐輪場、東口駅前広場整備とし、業務委託期間は本年度末までを予定する。

 送迎用駐車場整備はピーク時の渋滞緩和を図るため優先的に行う方針で、雨水貯留槽整備後、50台分の駐車スペースを確保する。当初予算には長岡地域土地開発公社が先行取得していた用地を買い戻す費用として4100万円を計上した。

 駐輪場整備はS造2階建て、建築面積300㎡の施設を改修し、1階を駐輪スペース、現在はほとんど駐輪場として使われていない2階に交流施設を新たに導入する。

 東口駅前広場は朝晩のピーク時以外は利用者が少ないロータリーの機能を見直し、バスパースやタクシー乗降場、タクシープール(約6台)、一般者降車専用レーン(約14台)などの整備により、交通結節点としての利便性を向上させるほか、歩行者の憩い、交流のための空間を最大限確保する。

 基本計画および基本設計は国際開発コンサルタントが担当している。

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