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日本赤十字社新潟県支部

赤十字会館の建設へ基本構想の策定進む

2019/05/24 新潟建設新聞

 日本赤十字社新潟県支部は新潟市関屋地内に赤十字会館の建て替えを計画する。「新潟県赤十字会館新社屋建設検討委員会」などの検討を踏まえて基本構想の策定を進めており、早ければ本年度内にも基本構想をまとめ機能や建設地など具体的な施設の概要を盛り込んだ基本計画の策定に移りたい考えだ。

 同支部では災害発生時に日本赤十字社の救護活動拠点としての機能を備えることや、赤十字活動を知ってもらう広報展示室、各種研修会、応急手当の体験等を行うことができるスペースの確保、市民が気軽に立ち寄れるなど、同会館に求められる機能や建設場所について検討を進めている。

 建設時期などは現在のところ未定としており基本構想の検討状況にもよるが、今後は具体的な施設の概要を盛り込んだ基本計画の作成に着手したい考えだ。

 現在の赤十字会館は1974年に建設され、耐震補強工事は完了しているものの老朽化が進んでいるため、数年以内には建て替えが必要な状況となっている。また同会館内に入る新潟血液センターは新潟市中央区美咲町で新たな事務所の建設を進めており2020年の完成を予定する。

 基本構想の策定は新潟市建築設計協同組合が担当している。


【写真=現在の施設は老朽化が進む】

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