記事

事業者
(社)長野県建設業協会松筑支部

松筑支部が総会

2019/05/24 長野建設新聞

長野県建設業協会松筑支部(深澤信治支部長)は20日、松筑建設事業協同組合、株式会社松筑建設会館を含む3団体の通常総会を松筑建設会館で開き、本年度の事業計画を承認した。表彰式では、今年2月に宮田村で発生した豚コレラで運搬業務に貢献した功績をたたえ、大原建設(大原辰雄社長)に支部長から感謝状が授与された。

深澤支部長はあいさつで冒頭、前年度事業を振り返り、「いつ起こるかわからない自然災害に対応するため、建設業会の力は不可欠なものであり、われわれに課せられら責務。支部会員75者が相互に理解しあい、絆を一層強固なものとし支部運営に取り組んでいく」と決意を述べた。

続いて議事に移り、3団体の関連議案を原案通り承認した。総会後の懇親会には地元選出県議会議員や松本地域振興局など県関係機関から多数の来賓を招き、盛大に開催された。深澤支部長は総会が無事終了したことを報告し、「設計労務単価の引き上げ、低入札調査基準価格設定範囲の改善等により、建設業界の発展に向けて少しは明るい兆しが出てきたとはいえ、長年にわたる事業費の削減や低価格受注等により依然として厳しい状況が続いている」と厳しい経営環境は変わらないとしたうえで、「いつ起こるかわからない大災害に対応するためにも企業の体力と技術力を備え、地域の安全安心を守るために果たすべき使命を認識し、業界全体として期待に応えることが大切だ」と強調した。

出席した県議会議員5人を代表して、清沢英男県議会議長は「地元建設業の皆様には地元住民の安心安全に応えてほしい」と一層の活躍に期待。行政機関を代表して、松本建設事務所長の藤池弘所長は「本年度の奈良井川改良事務所を合わせた松本建設事務所の当初予算は対前年度比1.52倍の86億円、2月補正予算を合わせると100億円の大台を超えた。これからも予算確保、早期発注に努めて参りたい」としたうえで、管内の主要事業である中部縦貫自動車道および関連道路158号、143号青木峠バイパスが大きく動き出すとし、協力を呼びかけた。

総会では、この1年に代表取締役に就任した4社が紹介された。就任した4人はつぎの通り。

◇中山英也(有限会社中山組)

◇山﨑徳彦(山﨑建設株式会社)

◇小岩井芳人(株式会社丸清建設)

◇片桐紀江(有限会社東広建設)


【写真=新代表に就任した4人】

新代表に就任した4社の代表

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら