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新潟県新潟市

18年度くじ引き率70・43%

2019/06/25 新潟建設新聞

 新潟市で2018年度に執行した入札のくじ引き発生率は70・43%だった。17年度と比べくじ引き率は1・93ポイント減少したものの依然として高水準が続く。単価が公表されている土木系の工事での発生割合が高い傾向は変わらない。市では「くじ引きは課題として認識しているが、単価を公表し入札の透明性、公平性を確保している」とする。

 18年度の総合評価落札方式と随意契約を除いた一般競争入札および指名競争入札は744件が執行され524件がくじ引きで落札者が決まっている。くじ引きを行った案件の96・18%、504件が最低制限価格と同額だった。

 工種別で見るとくじ引き率は土木、舗装など土木系工事で高い傾向が続き、土木一式工事は329件中289件(87・84%)がくじ引きで、うち285件(98・62%)が最低制限価格と同額の落札だった。

 舗装工事は入札が行われた152件中148件(97・37%)がくじ引きとなり、147件(99・32%)が最低制限価格と同額。

 そのほかの工種では管工事は55件中12件(21・82%)がくじ引きで7件が最低制限価格と同額、電気工事は56件中13件(23・21%)がくじ引き、うち9件が最低制限価格と同額だった。建築工事は46件のうちくじ引きが行われたのは4件(8・7%)で、最低制限価格と同額の案件は無かった。

 契約別(総合評価方式除く)では、一般競争入札が358件中224件、62・57%がくじ引きで、212件が最低制限価格と同額。指名競争入札は386件中300件、77・7%がくじ引き、292件が最低制限価格と同額となった。

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