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小柳建設が高校生にHolostructionを紹介

2019/06/27 新潟建設新聞

 小柳建設は20日、三条市の県立県央工業高校でHolostruction(ホロストラクション)=W=を題材にした出前講座を開催した。建設業の最先端技術に触れてもらうことで若手技術者の雇用促進につなげる。県内外のセミナーなどで同技術を紹介しているが、高校生を対象にした講座は初。

 同校建設工学科(建築・都市防災コース)の3年生40人が授業に参加。授業は2クラスに分かれ、建築コースを同社イノベーション推進部の和田博司部長が、都市防災コースは同部の吉田康氏がそれぞれ講師を担当した。

 実際にHolostructionを体験した生徒は「すごい!」「細部まで見える」と驚きの声を上げていた。

 同技術のアプリケーション開発は2017年から開始。専用の「Microsoft Hololens(マイクロソフト・ホロレンズ)」を使い3次元ホログラフィックを投影する複合現実技術(MR技術)を活用したもので、日本マイクロソフト社と連携し開発を進めてきた。

 小柳建設広報担当の青木悠氏は「10月にも本アプリケーションを商品化する見通しで、既に企業から問い合わせを受けている。インターンで訪れる学生にも機器を触れてもらい、認知度は確実に上がってきている」と感触を話す。


 W=Holostruction(ホロストラクション)

 小柳建設が提供する建設業向けサービスで、マイクロソフト社が開発したヘッドマウントディスプレイ「Hololens(ホロレンズ)」を使った複合現実技術を建設業へ活用したもの。現場の施工状況や施設の細部などを3Dの立体映像で目の前に映し出す。


【写真=ホロレンズを通した映像はスクリーン(写真左奥)で確認】

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