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綜企画設計へ委託/柏市 田中小校舎建替/概算工事費18億円見込む

2019/07/03 日刊建設タイムズ

 柏市は6月27日に開札した入札で、田中小学校(大室1193-3)の校舎建替工事設計業務を綜企画設計(東京都千代田区岩本町2-5-2)へ委託することを決めた。履行期限は2020年5月31日。予定価格8999万円、最低制限価格6931万6000円に対し、落札額は6968万2000円(いずれも消費税を除く)。設計完了後、20~21年度で工事を進める計画。

 校舎棟のうち、南側(グラウンド側)にある管理・普通及び特別教室棟と、仮設校舎を解体撤去し新しい校舎を建設する。解体及び建て替えの概算工事費(消費税を含む)としては、現時点で約18億円を見込んでいる。

 解体撤去する校舎は、RC造3階建て、延べ約1787㎡の校舎と、S造2階建て、延べ約541㎡の校舎。それにS造、48㎡の渡り廊下。

 一方、新しく建設する校舎は、RC造3階建て(最高高さ10m未満)、延べ約2400㎡と、S造3階建て(最高高さ10m未満)、延べ約2000㎡。

 RC造の校舎には普通教室10教室(うち特別支援教室2教室)のほか特別教室として理科教室、図工室、音楽室と各準備室、管理諸室として校長室、職員室、事務室、休憩室、更衣室、印刷室、給食室、配膳室、保健室、エレベーター、多目的トイレ等を整備する計画。一方、S造の校舎には、普通教室15教室を整備する計画。

 このほか、土木諸施設として外構整備(外灯、舗装通路、掲示板、花壇、雨水排水施設、給排水施設、消防設備、キュービクル等)及びグラウンド造成(排水施設、散水設備、植栽配置、競技トラック等)を行う。 設計を進めるにあたっては、解体せずに引き続き使用する既存の普通及び特別教室棟との一体的な使用に考慮し配置を検討するほか、耐久性・可変性・メンテナンス性を強化。管理諸室は安全性やセキュリティ、防災機能などを考慮し、来訪者が確認しやすいよう、原則として1階グラウンド側に面して配置する。

 また、障害のある児童及び教職員などが安全かつ円滑に学校生活を送れるようバリアフリー化を図るとともに、太陽光発電の設置についても検討。さらに工事中の引っ越し計画、解体校舎のリース品空調設備の利用や、建て替え校舎の全熱交換器による換気システムとした空調設備の設置などについても検討する。

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