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さいたま市が荒川調節池整備で環境評価審

2019/07/03 埼玉建設新聞

 関東地方整備局が計画する荒川第二・三調節池事業で、さいたま市環境影響評価技術審議会(永澤明会長=埼玉大学名誉教授)が1日、さいたま市内で開かれた=写真=。事業概要、環境影響評価における調査項目や調査方法、環境保全についての配慮事項などが説明されたほか、環境への影響に関する質疑応答が行われた。

 同事業は、さいたま市、川越市、上尾市にかけて実施。面積は約760ha、洪水調節容量が約5100万、囲繞堤(いぎょうてい)延長は約13km。工事期間は2021~30年度の10年間を想定し、31年度の供用開始を予定。全体事業費に約1670億円を見込んでいる。

 整備は川の中に囲繞堤を新設し、上下流端を既設堤防に接続して高水敷を調節池化するもの。また囲繞堤の一部に高さを抑えた越流堤を設け、河川水位上昇の際に水が流れ込むよう調整を行う。

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