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新潟県小千谷市

優先交渉権者決定は12月、旧病院跡地整備プロポ

2019/07/12 新潟建設新聞

 小千谷市は11日、図書館などを建設する旧小千谷総合病院跡地整備事業の公募型プロポ―ザルを公告した。参加表明書の提出は8月23日まで。優先交渉権者は12月20日に決定する。契約締結は2020年の3月市議会で承認を諮る見通し。事業は設計・建設・運営一括発注のBTO方式で実施。市は事業者が設立するSPC(特別目的会社)と契約を結ぶ。


 本町1地内、病院跡地を中心に事業面積約9700㎡で、図書館を核とした延べ床面積3700㎡の複合施設を新設する。設計・建設は20年3月から22年12月、供用開始は23年4月を計画する。市は19~37年度までの債務負担行為として限度額49億円を設定している。

 提案評価の加点では、構成員(協力企業)に可能な限り小千谷市内に本社・支店を有する者を加えることや、人材・資材の市内調達を盛り込み、地元経済への配慮を促す。

 応募者は①統括マネジメント②設計③建設④工事監理⑤維持管理⑥運営(開設準備含む)⑦民間収益事業に関する業務―を行うもので構成するグループで、同一の者が複数の業務を兼ねることが可能。建設と工事監理は兼ねることができない。

 グループの代表企業、構成員または協力企業(SPCに出資しない構成員)の各業務の参加要件は▽設計=06年度以降に延べ3000㎡以上の公立図書館実施設計の実績を持つ一級建築士▽建設=建築1300点以上、06年度以降に延べ3000㎡以上の公共施設の施工実績(元請)▽工事監理=06年度以降に着手した延べ3000㎡以上の公共施設の工事監理(元請)実績を持つ一級建築士―など。

 各業務についても複数の企業で実施することが可能。

 23日に募集要項に関する説明会を開く予定。

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