記事

事業者
(福)朝日会

朝日会、8月中旬にも指名、S造2階1750平方m、総事業費5.4億、宇都宮市針ヶ谷の特養増築

2019/07/24 日本工業経済新聞(栃木版)

 社会福祉法人朝日会(宇都宮市針ヶ谷町655、青柳勝男理事長)は、広域型特別養護老人ホーム「はりがや花の風」(針ヶ谷町646)の増築工事に着手する。全居室個室型40床の増床と既存施設を一部改修。運転資金を含めた総事業費は概算で5億4000万円。工事は指名競争入札で8月中旬以降に発注。9月にも着工する。20年3月末の完成と5月以降のオープンを目指す。

 入札は宇都宮市内を中心に県内10~15者の指名を見込む。県内業者は建築SA級、市内業者は建築A級以上を対象に選定する予定。設計は渡辺有規建築企画事務所(宇都宮市)が担当している。

 建設地は、既存施設東側敷地面積1453・6平方mの借地。県道184号線安塚街道北側、西川田川西側に位置する。

 建物はS造2階建て延べ床面積1750・25平方m。1階925・01平方m、2階825・24平方mで各階に2ユニット(1ユニット10床)を配置する。各個室ごとにトイレを設けプライバシーに配慮する。

 既存建物とは1、2階とも渡り廊下で結び1階渡り廊下南側に会議室、2階渡り廊下南側に談話スペースを配置。また、増築建物2階の東側から南側にかけてバルコニーを設置。西川田川沿いの景色を楽しむほか災害時の避難経路にする。

 増床に併せた既存施設の改修では、地域交流スペースを76・92平方m増築。敬老会などのイベントにも対応できるよう拡張する。このほか、手狭になった事務室の拡張や玄関の配置替え、渡り廊下設置に伴う改修を予定している。

 増床後の総延べ床面積は4443・3平方m。特養90床、ショートステイ10床で計100床の大型老人ホームに生まれ変わる。朝日会は「地域と共に生きる」をコンセプトに住み慣れた地域で充実した暮らしの実現ができる施設づくりを目指す。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら