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建設業労働災害防止協会長野県支部松筑分会

松筑分会が三大災害絶滅研修会

2019/06/15 長野建設新聞

建設業労働災害防止協会松筑分会(深澤信治分会長)は13日、建設業三大災害絶滅研修会を松本市内の松筑建設会館で開催した。会員企業の安全管理担当者や現場代理人、県発注機関の職員などから多数が参加。死亡災害に直結する三大災害の絶滅に向けて安全意識の高揚と安全対策の徹底を図ることを再確認し、全員が「ゼロ災」達成に向けて決意を新たにした。

あいさつに立った深澤分会長は「本日の研修会では、労基署の佐藤安全衛生課長から労働災害の現状や課題についてお話しいただく。労災は一たび発生すると会社の存続に直結する非常に重大な課題で、その絶滅に向けた取組が強く求められている。このような中、令和元年度の全国安全週間を迎えるにあたり、安全に関わるすべての人がここに集結して建設業ゼロ災運動を展開される。ゼロ災害達成に向けた取組が本日の研修会により大きく前進することを期待する」と呼びかけた。

続いて、松本労働基準監督署の中川賢一署長は「三大災害は一つ間違えば死亡を含む重大な災害になりかねず三大災害を絶滅する取り組みは会員事業場の経営者、労働者一人ひとりが積極的にかかわる全員参加で取り組まなければならない。松本署管内の今年の建設業の労働災害は、死亡災害はゼロで推移しているが休業4日以上の死傷者数は5月末現在で11人と昨年同期と比較すると8人減少になっている。災害ゼロから危険ゼロの職場へさらなる取り組みを」と要請した。

研修会では、最初に松本労働基準監督署の佐藤安全衛生課長が労働災害の現状と課題および三大災害絶滅のための具体的対策について、中部電力塩尻電力センター送電課の岡田副長から電線近くでの作業について講話。研修会最後には、松筑分会の古田副分会長が決意表明を高らかに読み上げた。

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