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向堀川で2橋架替推進/県議会の県西地区県内調査

2019/08/21 日本工業経済新聞(茨城版)

 県議会土木企業委員会(島田幸三委員長)は9日、県西地区の県内調査を行い、境工事事務所の向堀川河川改修と常総工事事務所の筑西三和線バイパス整備を視察した。向堀川改修では仲の橋や鹿養上橋の架け替えなどを推進していく。筑西三和線バイパス整備では地盤改良を進めるほか、山川沼排水路を横断する橋梁の下部工などに取り掛かる。

 まず一行は一級河川向堀川の河川改修で、古河市道「十間通り」の仲の橋架け替えの現場を視察。

 向堀川は古河市の古河地区と総和地区の境界を流れる利根川水系の一級河川。市街地などの水害軽減のため、1972年から河川改修に着手し、流下能力の向上を図っている。

 現在は泉橋(古河市上辺見)から上流の約1・9㎞区間について改修を進めている。総事業費は約20億円で、2018年度末時点の進捗率は69%。25年度の完了を目指す。

 19年度は仲の橋架け替えで上部工、排水樋管工、迂回路の撤去、鹿養上橋架け替えで下部工などを進めていく。

 続いて一行は主要地方道筑西三和線バイパス整備で、八千代町の地盤改良の現場を見学した。

 筑西三和線は筑西市の国道294号を起点とし、古河市の国道125号に至る主要幹線道路。筑西幹線道路の一部として重点的に整備を進めており、常総工事事務所は八千代町と結城市の境界から西側のバイパス整備を担当している。

 計画延長は八千代町下山川~西大山の約2・1㎞。総事業費は約46億円で、18年度末時点の進捗率は50%。用地は全て取得済み。

 19年度はプラスチックボードドレーン工法による軟弱地盤の改良などを進めるほか、山川沼排水路で橋梁整備を実施する予定だ。


 【写真=島田委員長、向堀川を視察、筑西三和線BPを見学】

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