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厚生労働省新潟労働局

水島鉄工にユースエール企業に認定

2019/09/27 新潟建設新聞

 厚生労働省新潟労働局は、水島鉄工㈱(南秀樹社長、阿賀野市京ヶ瀬工業団地3610-155)を若者雇用促進法に基づく認定(ユースエール認定)企業とした。24日には新潟労働局で、認定通知書の交付式が執り行われ、奥村信人労働局長より南社長に認定書が手渡された。若者の採用・育成に積極的で、離職率、所定外労働時間、有給休暇など一定の要件を満たす場合に厚生労働大臣が認定する。

 同社では時間単位の有給休暇制度の導入、残業時間の管理、定年年齢の引き上げなどに取り組んでおり、特に時間単位の有給休暇の取得は、南社長自身の子育ての実体験から会社、社員の双方にメリットが多い制度として導入した。また残業時間の管理には、タイムカードからITを活用したタブレットによるリアルタイムでの勤怠管理システムを構築。一人一人が現在の状況を把握し、管理できる体制を整えている。

 南社長は「我々のやってきたことは間違っていなかった。創業から111年を迎え、これまでの100年はお客様のご協力で支えられてきた。これからは人口減少が課題になってくる。家庭が安定していないと働けない。労働環境を整えていけば、必ず社員はついて来てくれると信じている」と語った。

 県内の認定企業は20社目、ハローワーク新発田管内では初の認定となる。ユースエール企業認定を受けると若者の採用、育成に積極的な企業としてPRできるほか、就職面接会などの参加案内、関係助成金の加算などのメリットがある。


【写真=認定書を受け取る南社長(右)】

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