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県警備業協会が災害支援訓練

2019/10/04 群馬建設新聞

群馬県警備業協会(山﨑松惠会長)は1日、伊勢崎オートレース場駐車場で22回目となる災害支援隊訓練を実施した。当日は群馬県伊勢崎警察署の阿佐見友一署長などが駆け付け、総勢約100人が訓練に参加。支援隊員は交通誘導や応急手当、警戒棒・警戒杖の操作などの訓練を行った。

山﨑会長は「災害は決して他人事ではない。震災、豪雨等による災害に対する認識と対応力の強化を図り、生活安全産業の担い手である警備業協会の一員として、いざという時に現場で適切に行動できるよう本日の訓練はもとより、普段からの災害情報についても真剣に受け止めて、県民、市民からの期待と信頼に応えるための努力を積み重ねていただきたい」と語った。

阿佐見署長は「災害発生時、支援活動の実働部隊となる災害支援隊の皆さまにおかれましては、本日の訓練においてご自身の行動や関係部隊との連絡、連携等を確認いただくとともに、防災意識の向上と各種警備技能の向上に努めていただきますようお願いする」と呼び掛けた。

訓練は、群馬県南部を震源とするマグニチュード7・1、震度6強の直下型地震の発生を想定。県からの要請を受け、災害時における緊急輸送路確保のため、手旗や大旗を用いて車両が安全に通行できるよう交通誘導等の訓練を行った。このほか、負傷者の搬送、AEDを用いた応急手当、警戒棒・警戒杖の基本操作を確認した。

同訓練は、1995年に発生した阪神・淡路大震災の教訓に基づき、97年4月1日付けで群馬県知事・群馬県警察本部長と「災害時における交通の確保等の業務に関する協定」を締結。以降、毎年災害支援隊を編成して訓練を実施している。長年培った統率力と訓練による確かな経験は災害時の大きな力として期待されている。

伊勢崎オートで行われた災害支援訓練

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