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埼玉県秩父市

秩父市が出合隧道の補修設計を委託へ

2019/10/21 埼玉建設新聞

 秩父市は中津川地内の出合隧道における補修事業に着手した。工事の発注時期は未定だが補修設計については2020年3月25日納期で30日に委託する。トンネル本体補修のほか出入口ロックシェッドにおける損傷対応を行う。

 トンネルは吹付モルタルの材質劣化が全体的に進行しており、鋼製シェッドについては山側からの土砂崩落による頂版上の土砂堆積と滞水の影響により全体の鋼材腐食が見られる状況。

 大滝幹線17号線に位置する同隧道は延長89m、幅員5m。門形式ロックシェッドは東側7mで西側10m。場所は県道中津川三峰口停車場線に位置する神流橋から西方へ約170m進んだ付近。

 設計作業では現地踏査による変状調査を実施し、トンネル内部の剥落・漏水対策工および吹付け工、鋼材補強工などを立案。ロックシェッドは頂版防水工、当て板補修工、再塗装工などを提案する。さらに斜面安定性評価、塗膜有害物調査なども行う。

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