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【大雨被害】5県の34河川で浸水被害発生

2019/10/29 本社配信

 低気圧に伴い24日から26日にかけて発生した大雨により、関東地方から東北地方の太平洋側を中心に広い範囲で総降水量が100mmを超え、特に千葉県と福島県を中心に200mmを超える記録的な大雨が降った。国土交通省のまとめによると、28日午前8時30分の時点で宮城県、福島県、茨城県、千葉県、埼玉県の県管理河川20水系34河川で堤防からの越水や排水不良などによる浸水被害(約2400ha)が発生した。被害の詳細は調査中としている。

 土砂災害は4県で地すべり、がけ崩れが発生した。県別の発生件数は千葉県10件、福島県4件、茨城県2件、岐阜県1件。

 下水道の被災状況は27日午後5時の時点で千葉県茂原市の川中島終末処理場で浸水により運転停止が発生し、現在、簡易処理で運転中。ポンプ場は茂原市の道目木ポンプ場と福島県いわき市の林城ポンプ場で浸水に伴う運転停止があり、応急対応を進めている。

 なお、28日朝の時点で台風19号による被害を含めた堤防決壊箇所は国および都道府県管理河川合計で20水系71河川の140カ所となり、土砂災害は20都県で計667件発生している。

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