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(社)埼玉県空調衛生設備協会

埼空衛が安全大会開催

2019/10/25 埼玉建設新聞

 埼玉県空調衛生設備協会(飯沼章会長)は18日、さいたま市中央区の埼玉県管工事会館大会議室で、2019年度安全大会を開催した。来賓に埼玉労働局労働基準部健康安全課の阿部恭之課長と県都市整備部設備課の岡安裕之課長を招き、安全管理の徹底を再確認。またメンタルヘルス専門家の堀内美佐子氏が『職場でのストレス管理~心身の健康管理に自身を持つ方法』と題して講演。ストレスに打ち勝つリラックスエクササイズなども取り入れながら健康教育を学んだ。その後、災害予防思想の普及を図り安全活動を強力に推進することを全員で宣言した。

 主催者を代表してあいさつに立った飯沼会長は、台風19号の被害者にお見舞いの言葉を述べた後、「安全大会は年に一度です。さらに気を引き締めて無事故無災害で現場を終わらせていただきたいと思います。本日の大会が有意義なものになるようお願いし、また来年もこの場所で皆さま方と無事故無災害でお会いできることを祈念します」と述べ、さらなる安全管理の徹底を促した。

 来賓あいさつでは、埼玉労働局の阿部課長が県内の事業場における業種別・署別の労働災害発生状況(休業4日以上)と死亡災害の発生事例について報告。全産業の中でも建設業が占める割合が多く、特に墜落・転落災害が多いことから、十分な安全設備の使用を要請。

 続けて「埼玉労働局では5カ年計画で労働災害の防止を進めています。特に危険予知は非常に有効な対策となります。皆さま方にも是非、リスクアセスメントの取り組みをお願いします」と労働災害の防止を呼び掛けた。

 県の岡安課長は日ごろの協力に感謝を述べた後「大切なのは現場の安全を確保する工夫です。安全は何事にも優先されます。先日は大きな台風が上陸しました。厳重に風雨への対応が行われたと思います。本日の安全大会が現場の安全大会を確保するために有意義なものになることを期待します」と話し、より一層の協力を要請した。

 休憩を挟んだ後、健康教育コンサルタントでメンタルヘルス専門家の堀内講師による指導の下、心身の健康管理に自信を持つ方法を体験。ストレスに打ち勝つリラックスエクササイズを取り入れながら、自己の健康を確保し、健康職場をつくる心得を学んだ。

 堀内氏は「日々仕事をする上で健康が何より大切。常に心身のチェックを実践しストレスの管理方法を知って、これからもエクササイズを続けてください」と結んだ。

 その後、ハギワラ㈱の田村剛氏の先導により、安全宣言を全員で唱和。

 最後に長沼章副会長が「安全大会で学んだ内容を社内でも周知徹底してください」と締めくくり、成功裏に大会が幕を閉じた。

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