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国土交通省大宮国道事務所

道路メンテナンス会議が7月に地域一括発注

2020/02/05 埼玉建設新聞

 道路メンテナンス会議(田中倫英会長=大宮国道事務所長)は1月31日、プラザノースで2019年度第2回会議を開催した。19年度に引き続き、20年度も地域一括発注を行うことを確認。6月の年度協定を経て、7月に入札を行うことを明らかにした。また会議では、道路メンテナンス年報をはじめ、秩父橋の直轄診断、同会議の取り組みを話し合った。

 地域一括発注のスケジュールは▽1~2月=実施機関(埼玉県道路公社)との調整(県土整備政策課と同公社▽2月=実施機関および間接経費の通知(同課から一括発注希望市町)▽4月=一括発注希望の最終確認(同公社と同市町)▽6月=年度協定の締結(同公社と同市町)▽入札・契約▽9月以降=点検▽21年3月=成果品納入(委託業者から同公社、同公社から同市町)--となっている。

 秩父橋の直轄診断を受けた秩父市の担当職員は「市町村だけでは細かい点検は難しい。今回、専門家の方々にきめ細かく現地調査をしてもらい、基本調査の重要性を改めて認識した。今後も国と連携しながら、今回の経験を生かしていきたい」と感想を述べた。

 田中会長は「橋梁などの点検が一巡し、各市町村は状況が把握できたと思う」と前置きし、「今後はいかに直していくかが問題だ」と強調した。次いで「計画的な修繕が必要となるため、今回の会議で学んだことを各市町村に持ち帰ってもらい、施策につなげてほしい」と期待を込めた。

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