記事

事業者
埼玉県蕨市

蕨市が20年度当初予算案を公開

2020/02/19 埼玉建設新聞

 蕨市(頼高英雄市長)は2020年度当初予算案を公開した。新市庁舎建設に向けた第一歩として、現庁舎解体事業費2億4440万円を2カ年継続費に設定している。最短で12月議会案件として、10月前後に一般競争入札を公告する見通し。21年度内の工事完了を目指す。そのほか防災行政無線設置工事費2億7330万円、中学校3校の体育館空調設置設計費1703万7000円を盛り込んだ。

 既存市庁舎解体事業の年割額は20年度1億3967万1000円、21年度1億472万9000円となっている。

 新庁舎建設の着工時期は、現庁舎解体が終わる21年度半ばを予定。23年度内の供用開始を目指している。総事業費は最大48・2億円(税込み)を試算。内訳は新庁舎建設費最大44・1億円、現庁舎解体費2・2億円、設計・監理費最大1・9億円となっている。

 解体を含む基本・実施設計はINA新建築研究所(文京区、03-5802-3211)が21年3月22日納期で担当。仮設庁舎の設計・施工は大和リースさいたま支店(さいたま市、048-836-0490)が請け負っている。

 解体する現庁舎はRC造地下1階地上4階建て、延べ床面積4695㎡で、1964年に竣工。駐車場81台、駐輪場300台を有する。

 新庁舎規模は5階建て、延べ床面積約6500㎡を想定。躯体には免震構造を採用する。耐震安全性の目安は構造体I類、建築非構造部材A類、建築設備甲類としている。

 そのほか主要事業は次のとおり。

【防災行政無線設置事業】

 デジタル方式対応の機器や高性能スピーカーへ更新する計画。設計はエスビイデー(栃木県小山市、0285-28-3696)が担当した。

【中学校3校体育館空調設置】

 対象校は第一中、第二中、東中の3校。21年度から順次工事を実施する予定を立てている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら