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埼玉県加須市

加須市が20年度予算に子之新排水路など改修費1.6億円計上

2020/02/25 埼玉建設新聞

 加須市(大橋良一市長)は2020年度当初予算案を明らかにした。一般会計では、幹線用排水路改修に工事費1億6200万円、(仮称)埼玉県済生会加須病院の建設地造成工事費8371万円、小中学校と幼稚園の長寿命化計画策定業務委託費3245万円などを計上。また野中土地区画整理事業特別会計では5路線の街路築造に工事費1億7153万7000円を充てた。(別表に各会計の予算規模・主要事業を記載)

 幹線用排水路の改修では、子之新排水路と往還北・住吉用排水路の2水路を対象とするほか、各水路の緊急工事なども計画している。

 子之新排水路では既存水路をコンクリート製の3面水路に改修する。18年度から工事を進めており、20年度が最終年となるもよう。工事費と合わせて修正設計委託費100万円を計上しており、設計を見直した後、工事発注する見通し。

 一方、往還北・住吉用排水路では柵渠の敷き打ちを計画。水路底面にコンクリートを打設し、流量の改善を図る。

 そのほか主要事業は次のとおり。

【加須病院建設地造成】

 (仮称)埼玉県済生会加須病院は5月下旬の着工を予定。現在、事業主の済生会栗橋病院が4月7日の入札に向け手続きを進めている。

 建設に当たり建設地整備を進めている市では、20年度に建設地外周南側の上青毛北堀沿いに擁壁を設置する。年度早期に発注するとみられるが、事業スケジュールについては済生会栗橋病院と協議して決める方針だ。

 また擁壁工のほか、建設地周辺の道路整備のため工事費4500万円を別途計上している。

【幼小中長寿命化計画】

 小学校22校、中学校8校、公立幼稚園13園の長寿命化計画を策定する。幼稚園については、19年度に騎西小校舎へと複合化された騎西中央幼稚園も含む方向で検討を進めている。業務は幼小中一括で発注し、単年度での完了を予定している。

【野中地区街路築造】

 野中土地区画整理事業地内の5路線を対象に街路築造を行う。幅員は5~12m。施工延長は計350mを見込んでいる。

 合わせて雨水排水対策のため、2路線でボックスカルバートの布設も計画。施工延長は計140mとしている。

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