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新潟県佐渡市

当初予算で両津病院設計に継続費

2020/02/27 新潟建設新聞

 佐渡市は2020年度当初予算案に、移転新築を計画する両津病院の基本設計および基本設計等支援業務で2カ年の継続費を設定した。2カ年総額で基本設計に4144万8000円、基本設計支援には2090万円を充てる。設計受託者選定に関する経費も計上されており、コンペもしくはプロポーザル方式が想定される。また地質調査費1728万1000円、用地測量委託費852万5000円なども盛り込んだ。

 一般会計の普通建設事業費は68億8587万8000円で、佐渡中央分化会館整備事業費14億6030万円により前年度当初比20億7884万1000円、43・2%の大幅増。17年度以来3年ぶりに増加に転じた。一般会計の総額は445億4000万円で同比15億4000万円、3・6%の増加となる。

 インフラ等の整備では、道路橋りょう改良舗装事業に5億3000万円を投じるほか、高千漁港沖防波堤補修工事など漁港整備事業に4億8000万円を予算化。社会資本整備総合交付金事業の改築系に2億2189万2000円、点検修繕計画策定に2510万円、橋梁・舗装・その他修繕に1億5970万円を充てる。

 教育関連では、中学校空調設備費に2億5300万円、八幡小学校体育館棟の耐震補強に9500万円を計上。新穂中学校の大規模改修設計に3100万円、加茂小学校の耐力度調査に500万円を盛り込んだ。

 このほか、佐渡島開発総合センター整備に1億2900万円を付けた。

 新規事業では、歴史的風致維持向上計画推進事業に2億8418万8000円を計上。歴史的建造物の保全、まちなみ整備などの事業を展開。世界遺産文化財調査に771万2000円を投じる。

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