宮代町(新井康之町長)は2020年度当初予算案を明らかにした。一般会計では、消防団の第3分団詰所建て替え工事費5622万1000円、文殊院橋など2橋の補修工事費4560万円などを計上。また、借地返却に伴う郷土資料館の外構工事費として3364万3000円を盛り込んだ。同会計の予算規模は対前年度比6・5%増の106億2300万円。うち普通建設事業費は同17・7%増の9億1182万円となった。
新たな第3分団詰所は木造平屋、床面積80㎡で計画している。建設地は道佛55(地番)に所在。敷地面積は601㎡を見込んでいる。実施設計は深井建築設計事務所(宮代町、0480-34-8105)が3月納期で担当。
中央2丁目地内にある現詰所は敷地が狭く、老朽化しており耐震基準も満たしていないため、広い敷地に建て替えることとなった。
そのほか主要事業は次のとおり。
【文殊院橋など補修】
対象は文殊院橋(備前堀川、和戸1丁目ほか)と稲荷橋(姫宮落川、門間)の2橋。長寿命化のため舗装修繕や塗装の塗り替えなどを計画している。
設計は文殊院橋を共和コンサルタント(さいたま市、048-829-2401)が担当。稲荷橋は直営でまとめた。
【郷土資料館外構工】
借地により駐車スペースなどに利用してきた敷地を地権者に返却するため、境界整備に合わせて借地内の設備を撤去・移設する。速やかに返却する必要があるため、担当課では20年度早期の発注を目指している。
整備内容は▽境界フェンス更新▽防火水槽(容量40t)撤去▽水道管切り回し▽消火栓の移設――など。測量設計は坂田測量設計事務所(久喜市、0480-52-0340)がまとめた。